武豊クリンチャー乗り替わりの「裏」藤岡佑介大ショックも「圧倒的実績」と陣営の思惑が……

 京都記念(G2)でG1ホース4頭を蹴散らして勝利し、強い4歳世代を印象づけたクリンチャー(牡4、栗東・宮本博厩舎)。今後は阪神大賞典(G2)を経て天皇賞・春(G1)へ挑むことが発表された。だが、そこにはこれまで7戦も共に戦った藤岡佑介騎手の姿はなく、武豊騎手が手綱を執ることになったという。

 昨年の菊花賞2着、そして京都記念の勝利などの好成績は、主戦だった藤岡騎手の好判断によってもたらされた部分は大きいとされる。さらに負けたならばまだしも、勝ったにもかかわらず乗り替わりが行われることについて、多くのファンから藤岡騎手に同情的な声が寄せられていた。

「クリンチャーのオーナーである前田幸治氏はノースヒルズグループの代表でもある人物。そして社台グループとは異なり、ノースヒルズ軍団は日本人騎手を主戦に置くことが多く、特に武豊騎手とはダービー馬キズナをはじめ、アメリカ三冠に挑戦したラニを任せるなど昵懇の仲で知られています。

 そのため、古馬王道路線を目前に控えるこの時期に武豊騎手がお手馬を失っているのならば、彼にクリンチャーを預けるという判断をしてもおかしくはないでしょう」(競馬誌ライター)

 一部報道では、前田オーナーが追い切りなどでの感触を知るために藤岡騎手に電話で連絡を取ろうとするも出ることがなく、さらに折り返しもなかったという”無礼”が複数回あったとも伝えられた。これまでの実績と積み上げられた関係性を考慮すれば、オーナーが藤岡騎手ではなく、武豊騎手に白羽の矢を立てる理由はあるようにも思われる。

 だがここに来て、この乗り替わりがオーナー主導ではなく「宮本調教師が画策したものではないか」との説も急浮上している。

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