武豊クリンチャー乗り替わりの「裏」藤岡佑介大ショックも「圧倒的実績」と陣営の思惑が……
「藤岡騎手にとっては青天の霹靂にも近い今回の乗り替わり。管理する宮本調教師に藤岡騎手が理由を尋ねるも、『京都記念の前から決定していた』『オーナーの希望』と繰り返すのみで取り付く島もなかったみたいですね。
宮本調教師と藤岡騎手は親交が厚いわけではなく、2017年にクリンチャーをきっかけに縁を持ったようなもの。もともと評価はあまり高くなかったのかもしれません。そこに武豊騎手の手が開いているとの話が浮上すれば、そちらにお願いすることになっても不思議ではないですよ。
天皇賞・春を8度制覇した盾男とG1競走未勝利の騎手。残念ながら、勝つために最善策を取らなければならない立場の人間からすれば、どちらにお願いするのかは比べるまでもないはずです。非情な決断だとは思いますが……」(記者)
オーナーにフラれたのか、それとも調教師から袖にされたのか、はたまたその両者からだったのか……。クリンチャーの鞍上を巡る騒動はさらに混迷を極めることになった。わかっていることは、藤岡騎手のもとにクリンチャーは戻る可能性が極めて低いということだけだろう。
できうることならば、もう一度新進気鋭のコンビが大舞台で躍動する姿が見たかったが……。