JRA新参調教師の「内情」様々……美浦・栗東に精通する記者がアノ新厩舎の「裏話」を語る

 2月末で引退した調教師に入れかわる形で、先週末から新人調教師がデビューを飾った。初日には、武幸四郎調教師が2戦2勝するなど大活躍。だが、幸四郎調教師の影に隠れてしまってはいるものの、彼以外にも業界内で密かに注目されている新人調教師がいるという。

今回は、栗東に精通しているベテラン記者A氏、美浦の事情に詳しいライターB氏、そして当編集部記者Cの3人に、今後の競馬界を引っ張っていく存在になるだろう注目調教師を話し合ってもらった。

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A氏:いや、幸四郎調教師は天晴だね。初戦に兄である武豊騎手を起用して見事に勝利。話題性と実力を兼ね備えていることを証明してみせたよ。

B氏:月並みな言い方ですが”持っている”んでしょうね。騎手時代も初勝利が重賞というちょっと出来すぎな形で始まりましたしね。

C:幸先の良いスタートを切った幸四郎調教師には今後、大物馬主たちが素質馬を預託する予定。馬だけじゃなく、南井克巳厩舎から腕利きの調教助手が移籍するなど、続々と人馬ともに才能が集まりつつあります。

A氏:幸四郎調教師の動向は言うまでもなく注目する対象だけど、ほかに誰か気になっている新人調教師っている?

B氏:美浦だと和田勇介調教師の名前がよく上がりますね。小島太元調教師の息子でベテラン調教助手の良太さん、勝三さん、そして太一騎手がこの厩舎に揃って移籍。また小島厩舎にいた馬の多くもここに転厩しています。

C:仕事に慣れているベテランがいるのは心強いですよね。初週は土日で管理馬が2頭出走したものの7着、5着と勝利することはできませんでしたけど……。

B氏:これからだよ、これから。和田厩舎には小島元調教師の置き土産のほか、尾形充元調教師からあのグラスワンダーを担当した助手が移籍したみたい。

あと、和田調教師の奥様の親戚筋にG1を制覇した馬を複数頭所有する馬主がいるようで、そちらから良血馬が預けられる予定だとか。

C:ベテラン厩舎スタッフ、そして強力馬主のバックアップもあるのであれば、大舞台制覇も夢ではないかもしれません。Aさんは栗東で気になる調教師っています?

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