JRA堀宣行厩舎「2頭出し」でスプリングS席巻!? しかし「片割れ」には「トラブル」情報浮上
今週開催されるスプリングS(G2)。近年では「王道」の弥生賞(G2)よりも牡馬クラシックへの関連性が強いとされるレースだ。今年も多くの競走馬が出走を予定しているが、現段階では4戦して2勝2着2回のステルヴィオの1強状態と語られることが多い。だが、ライバルたちもただ指をくわえてこの状況を許しているわけではなく、虎視眈々と機をうかがっているようだ。特にあの名門厩舎は2頭出しで世代トップの隙を狙う。
まず対抗馬の最右翼としてあげられるのは国内外でG1を6勝したモーリスの全弟ルーカス(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)だろう。
センセーショナルなデビューを飾り、向かった東京スポーツ杯2歳S(G3)で世代トップクラスの評価されているワグネリアンと直接対決。序盤の出遅れが響いてしまい、ライバルの後塵を拝する2着となるも、世代屈指の実力を秘めていることを証明した。
前走のホープフルS(G1)では6着と敗れているが終盤は脚が止まっていたため、おそらく2000mは長過ぎるのだろう。今回はこれまで主戦場とした1800mのレース。巻き返すには絶好の舞台であると考えられる。
「前走は距離適性がなかったことにくわえ、最終追い切りで落馬&放馬するというハプニングもありました。一時はこれで出走すら危ぶまれていたので、リズムを作れなかったのかもしれませんね。
今回は南WCコースで1週前追い切りをして、5F66.8-12.8秒を記録。いい動きを見せていました。さらに陣営は気性面の成長もアピールしており、前回のようなことはないと話しています。ドタバタしていた前走前とは違い、人馬ともに落ち着いているので好走が期待できそうです」(現場記者)