武豊エアスピネル、アンカツ絶賛の「完璧騎乗」も完敗……横綱スワーヴリチャード合流で「絶望的」安田記念(G1)に残された「望み」は
「本番の安田記念では、今日敗れたサングレーザーとモズアスコットだけでなく、大阪杯(G1)で1、2着だったスワーヴリチャードとペルシアンナイトが揃って出てきますからね。
ペルシアンナイトには昨年のマイルCSで敗れていますし、スワーヴリチャードはアンカツ(安藤勝己)さんが『マイル界って言うか、(安田記念)参戦を表明したスワーヴリチャードが横綱。無事に行けば今年の年度代表馬候補』と絶賛するほどの存在。
無冠を返上したいエアスピネルにとってはライバルを減らす意味でも、今回でサングレーザーとモズアスコットには力の差を見せつけておきたかったんですが……」(同)
マイラーズCのサングレーザーとモズアスコット、そして大阪杯から合流するスワーヴリチャードとペルシアンナイトは、いずれも4歳馬。昨秋からエアスピネルら5歳世代を蹴散らして、大レースで旋風を巻き起こしている「強い4歳世代」の前に、エアスピネルは早くも絶望的な状況に立たされてしまった。安藤氏も「次は横綱も出てくるで、見通しは劣勢」とさすがに厳しい見立てのようだ。
悲願のG1制覇へ”大逆転”はあるのか――。陣営によるコンディション面の巻き返しと、ここ一番に強い武豊騎手の勝負騎乗に期待したいところだ。