真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.04.26 08:34
天皇賞・春(G1)ガンコ「覚醒」は伝説の名馬級!? 藤岡佑介騎手「宿敵」クリンチャーに学んだ”極意”で「武豊超え」の驚愕成績
編集部
障害練習を経て、芝の長距離戦を使われるようになったガンコは、一貫して番手から積極的な競馬を試みている。1000万下、1600万下を勝ち上がると、今年3月の日経賞(G2)では菊花賞馬のキセキらを退けて重賞初制覇を飾った。
そんなガンコの快進撃を支えたのが、この頃から主戦に抜擢された藤岡佑介騎手だ。
実はガンコに偶然が重なって覚醒したように、最近の藤岡佑騎手にも革命が起きていた。きっかけは今や因縁の相手となった、元相棒クリンチャーと挑んだ昨年の菊花賞(G1)だ。
悲願のJRA・G1初制覇を目指す藤岡佑騎手にとって、7度目となるG1・2着となったこのレース。結果自体はまたも悔しいものだったが、クリンチャーの走りは藤岡佑騎手が従来持っていた「長距離戦のセオリー」をぶち壊したそうだ。
これまで長距離戦ではポジションに拘り、少しでもスタミナを温存することを心掛けていた藤岡佑騎手。しかし、『東京スポーツ』の取材を受けたところ、クリンチャーの菊花賞は「京都の長距離のセオリーを考えると、あまりいいレースではなかった」という。
「常識では考えられないスタミナ任せの競馬。ああいう競馬で勝ちが見えたのは僕の中で衝撃的でした」
と当時を振り返っている藤岡佑騎手。クリンチャーの能力も然ることながら「常識外れの菊花賞2着」は、これまで自分が築いてきた概念をすべて打ち壊したという。それが決して言葉だけでないことは、今年の藤岡佑騎手の長距離戦成績を見れば明らかだ。
ちなみに昨年の藤岡佑騎手の2400m以上の成績は[1.3.3.17]。その中には本人にとって苦い思い出となったクリンチャーとの日本ダービーも含まれており、勝率0.042、連対率0.167、3着以内率0.292と、率直に述べて並の成績だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!