NHKマイルCルーカスに勝負気配!? 名騎手に好枠、そして調子は上々
5月6日に東京競馬場で行われるNHKマイルC(G1)。このレースにマイルG1・4勝のモーリスの全弟であるルーカス(美浦・堀宣行厩舎)が出走を予定している。
デビュー戦は1分50秒6と、過去8年の札幌競馬場・新馬戦における最速タイムでの完勝したルーカス。続く東京スポーツ杯2歳S(G3)では、スタートで致命的な出遅れを見せるも2着と活躍した。
だが、ホープフルS(G1)では6着、スプリングS(G2)も9着と、ともに2番人気に支持されていたにもかかわらず、期待を大きく裏切る結果に終わっていた。
「マイル王の異名を取るモーリスの弟ながら、ルーカスにとっては意外なことに5戦目のNHKマイルCがマイル初挑戦。さらに今回はH.ボウマン騎手が鞍上を務めることになりました。世界的名手に導かれ、ルーカスがマイル路線で才能を開花させる可能性は十分ありますよ」(記者)
マイル戦で立て直しが期待されるルーカスは、3日に森助手を背に美浦のトレセンで追い切りを行っている。強風や馬場が重い影響もあったものの、南WCコースで4F53.3-12.7秒をマーク。管理する森助手はモーリスと比べると必要な筋肉がついておらず、本領を発揮するのは秋以降だというものの「成長段階のなかでG1に出られるところにいます」と現状でも力があると話し、「トビが綺麗な馬なので、府中マイルは力を出せる」と期待を込めた。