武豊「5月1勝のみ」どん底……モズアスコット安田記念(G1)激勝の影でリスグラシュー見せ場なし
3日の安田記念(G1)は、連闘で挑戦したモズアスコット(牡4 栗東・矢作厩舎)が鋭い末脚で差し切り勝利。道中しっかりと脚を溜め、C.ルメール騎手がインコースの良い馬場をうまく突いた。2着には牝馬アエロリット、3着には1番人気スワーヴリチャードが入った。
フランケル産駒としてはソウルスターリング(阪神JF、オークス)以来の勝利。初の58キロ、連闘と不安材料も囁かれたが、見事に雑音をかき消してみせた。タイムの1:31.3はレースレコード。文句なしに「新マイル王」の座に君臨した。スプリンターのスピードが今日の高速馬場にマッチした部分もあるだろう。
これで春の6週連続G1開催も終了。後半に宝塚記念を残し、夏競馬のシーズンが始まることとなる。
そんな中、ファンから心配の声があがっているのが、今日の安田記念リスグラシューで8着に終わった武豊騎手だ。
「今日のレースは、今年4戦目というローテーションやハイレベルな相手など敗因要素は多々ありましたので仕方のない部分はあると思います。それでも、前走ヴィクトリアマイル2着のような見せ場は一度もありませんでしたね。直線手前から捲り気味に進出するなど積極的なレースではありましたが……。