JRAディープ産駒スタディオブマン仏ダービー制覇! 「凱旋門賞種牡馬」の夢、「日愛仏ダービー制覇」の可能性も?
日本時間4日に行われた仏ダービー(G1 ジョッケクルブ賞)が行われ、ディープインパクト産駒のスタディオブマン(牡3 アイルランド産)が勝利し、ディープ産駒初の仏ダービー制覇を達成。先日行われた日本ダービーの勝者ワグネリアンとともに同産駒「日仏ダービー2冠」を達成した。同産駒仏クラシック制覇はビューティーパーラー(2012年)以来2頭目。半兄には日本で1000万下を制したマンボネフューがいる。
前日に行われた英ダービーでは、断然の1人気に推されたサクソンウォリアーが4着に敗れた。スタディオブマンも苦しいかと思いきや、歴史的勝利となった。
「サクソンウォリアーは2400mが明らかに長いようなレースぶりでの敗戦でしたが、仏ダービーは2100m戦。中団でしっかり折り合い、最後は4頭との壮絶な叩き合いとなりましたが、半馬身ほど抜け出せました。
歴史的快挙であることはいうまでもなく、今後にも期待ができる勝負根性溢れるレースぶりでしたね」(記者)
スタディオブマンがフランス競馬の馬であることの意味はとてつもなく大きい。順調にいけば秋の凱旋門賞出走も十分に見えてくる。日本競馬の悲願とは少し形が違うが「日本産種牡馬初の凱旋門賞制覇」という偉業も決して夢物語ではない。
この春世界を席巻しているディープインパクト旋風。サクソンウォリアーも愛ダービーに向かう可能性が取りざたされており、まだ「日愛仏ダービー3冠」の可能性も残っている。こちらにも大いに期待だ。