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JRA坂井瑠星騎手「下手くそ」呼ばわりの裏。モズアスコット「OP敗戦」に酷評集中!? 安田記念(G1)覇者で出遅れ、大外分回し2着……

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 坂井騎手も痛恨の敗戦に「スタートで後手に回ってしまった分が痛かった。馬の能力は高いので、結果を出すことができず申し訳ない気持ちです」と肩を落とし、師匠の矢作調教師も安田記念前の共同記者会見で「騎手が下手でしたね」とあえて弟子を庇うことはしなかった。

 結果的に回避馬が出たことで出走が叶ったモズアスコットだが、賞金加算に失敗してしまった坂井騎手からすれば気が気じゃなかったはずだ。

 さらに本馬は、基本的に不利と言われている連闘のハンデを跳ね返しての勝利。出走さえ叶えば勝てる能力があっただけに、万が一「回避馬が出ずに除外対象のままだったら」と想像するとゾッとしないに違いない。

「実は共同記者会見が決まった時点(水曜日)では、まだモズアスコットの出走が微妙という状態だったそうです。そのため『もし出走出来たら』という前提でインタビューが行われたとか……。

坂井騎手も安土城Sで敗れた際、ファンは皆事情を知っているのでネット上などでは酷評されていました。さらにモズアスコットがG1の安田記念を勝ったことで、坂井騎手がわずか6日前のオープンレースで敗れたことが再びクローズアップされる羽目に……。矢作調教師も『騎手が下手だった』と振り返っています。

確かに、安土城Sの坂井騎手の騎乗は本人も認めている通りの内容でしたが、安田記念のC.ルメール騎手のレース運びもG1を勝つに相応しい”神騎乗”でした。坂井騎手は数少ない乗れる若手の1人なので、これも勉強として今後も頑張ってほしいですね」(競馬記者)

 今回、モズアスコットが安田記念を勝ったことで、安土城Sの敗戦ばかりが大きく取り上げられてしまった坂井騎手だが、以前から関係者の評価はすこぶる高い。

 というのも今年は現在9勝ながら、勝率0.180はリーディングを争う”デムルメ”コンビに次ぐ好成績。連対率、3着以内率とリーディング上位に匹敵する数字を残している。重賞勝ちこそまだないものの、先月26日の欅Sでは7番人気のドリームキラリでオープン勝利を飾ったばかりだ。

 この坂井騎手、騎乗数が今年まだ50回騎乗と少ないのは、昨年11月からオーストラリアに長期遠征に出ているからだ。さらに現在は豪州でリーディング4位を走るライアン・バルフォー厩舎と主戦契約を結ぶなど、現地でもその腕が評価されつつあるようだ。

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