JRA浜中俊騎手に大ブーイング!? 単勝1.4倍「超大物」ヴェロックス敗戦で、早くも「乗り替わり」か……
1000m通過が61秒というスローペースの上、この日の阪神競馬場は前が止まりにくい馬場コンディション。それらを上手く利用した福永騎手のファインプレーが光ったレースだった。
だが、大本命での敗戦だけに、レース後は早くも「これは乗り替わりだな」「やっぱり浜中はさっさと替えるべき」とヴェロックスの鞍上浜中騎手に対して、SNSや掲示板を通じ一部のファンから”降板要求”が巻き起こった。
「単勝1.4倍での敗戦は確かにショックですが、これも競馬ですからね。今日は福永騎手が上手く乗りました。ただ、たった6頭しかおらず、かなり着差があってバラけたレースだっただけに、ヴェロックスもスムーズに走れていたと思いますよ。
レースなので結果がすべてなのかもしれませんが、今回の敗戦を浜中騎手のせいにするのは、ちょっと気の毒のようにも思えますね」(競馬記者)
もっともファンが”敏感”になるのは、2012年に131勝を上げて関西リーディングに輝いた浜中騎手が、今年まだ45勝でリーディング21位に低迷しているといった事情もあるのだろうが、それ以上に「もういいでしょう」というフレーズで競馬ファンに知れ渡っている、相次ぐ大レースでの危険騎乗のイメージがあるからだろう。
しかし、だからこそ浜中騎手も不振脱出へヴェロックスに懸ける思いもまた一段と大きい。
確かにカテドラルはこのレースを勝って貴重な賞金を手にしたが、レース内容は引っかかることを恐れた福永騎手が、途中から馬任せに切り替えてハナに立って押し切ったもの。昨年のワグネリアンと比較すれば「経験」という面では決して褒められたものではなかった。