真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.09.17 08:29
武豊「夢の凱旋門賞ウィーク」霧散……クリンチャー&ジェニアル「連続最下位」に問われる”続戦”の意義
編集部
16日深夜、フランスのパリロンシャン競馬場で凱旋門賞(G1)の前哨戦となるフォワ賞(G2)が行われ、日本から武豊騎手とクリンチャー(牡4歳、栗東・宮本博厩舎)が参戦。最下位という残念な結果に終わった。
かつてオルフェーヴルが連覇を果たすなど、日本馬にとっては本番の凱旋門賞に向けて、あくまで「通過点」というイメージが強いフォワ賞。実際に凱旋門賞で日本馬の最高着順である2着になった際は、いずれもフォワ賞で連対以上の成績を残している。
しかし、今年のフォワ賞には昨年のブリーダーズCターフ(G1)の覇者タリスマニック、サンクルー大賞(G1)を含む3連勝中のヴァルトガイスト、昨年の凱旋門賞2着馬クロスオブスターズなど強敵が集結。6頭立てながら、G1未勝利のクリンチャーにとって厳しい戦いになると現地でも予想されていた。
ただ、結果は日本の多くの競馬ファン、そして競馬関係者にとっても想像以上に残酷なものだった。
道中、果敢にハナに立ちレースの主導権を握ったクリンチャーだったが、最後の直線ではほぼ何も抵抗できずに馬群に飲まれると、結局最下位でゴール……。
鞍上の武豊騎手は「休み明けで、体もそんなに仕上がってなかったので仕方ない。元々使ってよくなる馬なんで次に期待したい」と前を向いたが、本番は今回以上のメンバーになることは必然。率直述べて、日本競馬の悲願となる凱旋門賞制覇は「限りなく厳しくなった」と述べる他ないだろう。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛