JRA秋競馬はモレイラ騎手も大ピンチ!? 世界最強ゴドルフィンの主戦を務める「アノ騎手」が4年ぶりの本格参戦!
この夏、わずか1カ月で31勝を上げ、断トツの札幌リーディングを獲得するなど「旋風」を巻き起こしたJ.モレイラ騎手。
今秋も秋G1開幕となる来週から短期免許での参戦が予定されており、有力馬が集結するのは明白。スプリンターズS(G1)ではナックビーナス、秋華賞(G1)サラキアとのコンビが決まっており、日本G1初制覇も時間の問題と言われている。
しかし、すでに「JRA入り」がカウントダウンされている元香港No.1騎手でも、この秋は独壇場とは行かないのかもしれない。世界でも指折りの実力を誇るアノ騎手が4年ぶりに日本競馬に帰ってくるからだ。
「どうやらウィリアム・ビュイック騎手が、11月から短期免許で日本参戦を予定しているとか。ビュイック騎手といえば、世界最強の馬主集団ゴドルフィンの主戦騎手。世界中のビッグタイトルを獲りまくっている騎手ですし、日本でもその勝負強さは印象に残っていますね」(競馬記者)
ビュイック騎手が日本競馬に参戦したいのは、4年前の2014年が最後。JRA通算21勝で、勝率.096、3着以内率.265とモレイラ騎手やR.ムーア騎手と比較すれば、そこまで目立った成績を上げているわけではない。
しかし通算21勝ながら、すでに重賞4勝と「ビッグレースでの勝負強さ」は、やはり世界最高レベル。前回最後の騎乗となった2014年の有馬記念(G1)でも、9番人気だったトゥザワールドで勝ったジェンティルドンナに3/4馬身差まで迫る2着。波乱の立役者となっている。
「通算成績がそこまで目立っていないのは、単純に馬質の問題でしょうね。重賞4勝も1番人気だったのは、アーリントンC(G3)のコパノリチャードだけ。2013年のジャパンC(G1)では単勝100倍超えの11番人気だったトーセンジョーダンで3着に食い込むなど、その腕では確かです。
競馬サークル内での評価も確実に上がっていますし、天下の社台グループもその腕を高く評価。4年ぶりとなる今回の来日は満を持してのものでしょうし、モレイラ騎手らに匹敵する”VIP待遇”になる可能性もありますね」(同)