JRAデムーロ「謎の抽選馬選択」に憶測!? 秋華賞「抽選に自信」「空きがない」500万下圧勝馬を選んだ理由
14日に開催される秋華賞(G1)。今年は二冠馬アーモンドアイが断然の本命であり、その相手(というほどのものかすら怪しい)を探すレース、といっても過言ではないだろう。それだけ圧倒的なパフォーマンスで春二冠が終わってしまったのだ。
ライバル候補だったリリーノーブル、マウレアは故障等で離脱、ラッキーライラックは体調不安&鞍上交代、前哨戦圧勝のカンタービレに関しても陣営から「コース形態やあの勝ちっぷり(ローズS)から目標にされやすい点がどうか」と自信なさげな話が届いている。こうなるともう「独壇場」としか思えないが……。
そんな中、ある種「不思議な動き」でここに駒を進めてきた1頭がいる。それが、先月22日の500万下を5馬身圧勝したダンサール(牝3 栗東・須貝尚介厩舎)である。「不思議な動き」といっても、別にこの馬が斜行しながらゴールに飛び込んだとかそういう話ではない。
前走を持ったまま圧勝とはいえ500万下を3戦してようやく勝ち上がり、今回も「抽選突破」の身の上だ。本来なら人気になろうはずもないのだが、鞍上がM.デムーロ騎手ということで、必要以上の注目を浴びる存在となっている。
「『デムーロ人気』があるとはいえ、それでも10番人気以内がやっとでしょうが、仮に『デムーロで7番人気』だとしても、これまでのデムーロ鞍上のオッズと比較するとおいしく見えますよね。ダークホース扱いで、連の相手として人気になりそうです。
デムーロ騎手といえば、お手馬のサトノワルキューレが回避したことで『乗り馬なし』の状況でした。ただ今週は、モレイラ騎手が騎乗停止によってサラキアが空き、石橋脩騎手が落馬骨折によってラッキーライラックが空き……と、有力馬の鞍上に動きが多かったんです。そうした中、乗り替わりでデムーロ騎手の名前が出なかったのは少々意外でした。結局サラキアは池添謙一騎手、ラッキーライラックは北村友一騎手で収まっています。