JRA絶望……? ジャパンC(G1)「外国馬1頭」可能性の衝撃。「ガラパゴス」日本競馬で役割終了か
11月後半に開催されるジャパンC(G1)は、国内最高額となる1着賞金3億円、東京2400mで「日本のトップホースが集結」。そして「外国馬から来た猛者たちと激突」する点が最大の見どころだ。一応。
無論、前者に関してはある程度の格は保っている。過去にも「国内最強決定戦」として数多くの伝説的なレースが展開されてきた。今年も牝馬三冠を達成したアーモンドアイが参戦を予定しており、国内の古馬牡馬と初めて相対するという楽しみはある。
ただ、国内最高のレースとして、今年はどう見積もっても「お寒い」状況になりそうだ。
「現在、出走する日本馬は12頭程度では、といわれています。ジャパンCの前に開催されるビッグレースは天皇賞・秋ですが、勝ち馬レイデオロは主戦のC.ルメール騎手がアーモンドアイ騎乗により有馬記念を次走に設定。2着サングレーザーには2400mは長く香港Cを見据えるとか。3着キセキが出走するくらいです。同レースを大敗したスワーヴリチャード、マカヒキ、昨年覇者シュヴァルグランなどもいますが、メンバー構成を見ると『アーモンドアイの楽勝では』とすでに囁かれています。いわゆる『ノーザン系クラブ馬の使い分け』も影響しているでしょうね。
また、さらにJRAが頭を抱えそうなのが『外国馬』。予備登録段階では今年の愛ダービー馬カプリ、仏ダービー馬スタディオブマン、今年のフォワ賞1着ヴァルトガイストなど28頭の登録がありましたが、米・豪の登録馬も含めほぼすべて出走表明がないとのこと。
現状、唯一極めて前向きなのが英国のサンダリングブルーですが、せん馬の4歳で、今年ようやくG2、G3を1勝ずつ勝ったのみで、カナディアンインターナショナルS(G1)2着が直近の実績で目立つ程度。仮にサンダリングブルーのみの参戦となったら、12~13頭立て……レースの規模を考えると寂しすぎますね」(競馬ライター)