JRA2歳王ダノンプレミアム「謎の年内休養」蹄状態でも調教「バリバリ」好タイム連発の怪
昨年の朝日杯FS(G1)を制した2歳王者ダノンプレミアム(牡3、栗東・中内田充正厩舎)が、蹄の状態が思わしくないとして、年内休養を発表したと「スポニチ」が伝えている。
記事によれば、ダノンプレミアムは皐月賞を右前挫石で回避したが、このケガが尾を引いたという。管理する中内田調教師は「蹄の形が悪くなり、そこが整うのを待つために休ませることになりました」と明かし、馬体などには問題ないと話している。復帰は来春を予定しているという。
「弥生賞(G2)では後のダービー馬であるワグネリアンに1と1/2馬身差を付けて勝利。ですがその後、今回の年内休養の原因となるザ跖のため皐月賞を回避しました。そして日本ダービーには出走したものの6着。コズミックフォースからの執拗なマークに遭い、本来の走りができなかったことが敗因ですが、蹄が万全ではなかったことも影響していたのかもしれません」(競馬記者)
ダービー後は天皇賞・秋に向けて調整されていたダノンプレミアムだが、中内田充正調教師が『調整不足』と判断して回避。そして、選出されていた12月9日に開催予定の香港カップも辞退するという。
「故障で回避するのは仕方ありません。でも、ダノンプレミアムはこれまで栗東の坂路で軽やかな動きを何度も見せて好タイムを記録しているんですよね。蹄の状態があまり良くないのならば、稽古もさせずに休ませるべきだと思うのですが……。
状態が回復しつつあったので試してみたが、やはりレースに出るレベルまでには至っていなかったということなのでしょうか。ゆっくりと休んで、今度こそ万全な状態で戻ってきてもらいたいですね」(競馬誌ライター)
若き素質馬の復帰を待ちたい。