JRA朝日杯FS(G1)「堅実末脚」ドゴールはグランアレグリアを逆転できる? サウジアラビアRCのレベルは……
デイリー杯2歳S(G2、1600メートル)を勝ったアドマイヤマーズにG1レースを先行して押し切るだけの力があるのか。京王杯2歳S(G2、芝1400メートル)を勝ったファンタジストは距離が持つのか。ケイデンスコールは新潟2歳S(G3、芝1600メートル)を勝ったが、このレースこそ低レベルではなかったのか。
グランアレグリアが、38年ぶりの牝馬による朝日杯FSを制するのが簡単なことではないとしても、超一流の牡馬が集まったとは言い切れない今年のメンバー。ドゴールのように実績に反して派手さのない馬こそ人気の盲点。グランアレグリア信頼派もグランアレグリア懐疑派も、ドゴールを押さえる必要はありそうだ。
津村明秀騎手は現在50勝を上げリーディング24位(12月10日現在)。ドゴール同様に派手さはないが、堅実に乗れる騎手。新馬とサウジアラビアRCでは与えられた仕事をきっちりとこなした。今回も引き続きの騎乗。ドゴール同様、マイペースの騎乗に期待する。出遅れたら出遅れたで仕方がない。腹を括ったレースをしたい。阪神JF(G1、芝1600メートル)も後方からの2頭でワンツーだった。
ドゴールの父サクラプレジデントは朝日杯FSでエイシンチャンプの2着、そして皐月賞(G1、芝2000メートル)はオユニヴァースの2着だった。ドゴールがここで好走すれば皐月賞まで狙いたくなる。