JRA朝日杯FSグランアレグリアの不安点? 美浦から届いた重要情報!
マイネルサーパス(高木登厩舎)は秋に2連勝を飾り、注目度を一気に上げた。
初戦、2戦目は決め手にかけて敗れたものの、3戦目の未勝利戦は3番手につけながら、上がり最速となる34.0秒の末脚を披露して快勝。そしてきんもくせい特別(500万下)を迎えた。
レースではこれまでとは違い、後ろからの競馬を展開。4角手前から直線に入ると、抜け出していた1番人気ダノンチェイサーに並びかける。そしてそこで追うのをやめ、一拍おいてから再度追い出してハナ差勝ち。これまでの2歳コースレコードを2秒更新する1分46秒2のタイムを叩き出した。
「ポテンシャルの高さは誰もが認めるところ。それだけにネックになるのは気性面ですね。前走では丹内祐次騎手が上手く騎乗しましたが、抜け出すと止まろうとしたり、どこに向かうのかわからなくったりする危うさを秘めているようです。
ですから最後の直線で先行する馬に上手く寄せて、ゴール板のところでちょうど頭くらいひとつ抜け出すのが理想的。ただそう思い通り展開が向くかはわかりませんが……」(美浦記者B)
若さゆえの危うさを秘めているマイネルサーパス。好走できるか?
エメラルファイト(相沢郁厩舎)は新たにW.ビュイック騎手を鞍上に迎え、大一番に挑戦する。
新馬戦こそ勝利したものの、その後は札幌2歳S(G3)では位置取りに失敗して外を回らされ4着、続くアイビーSでは好位につけたものの1800mの距離に泣き3着と勝ちきれない競馬を続けていた。
「前走は勝ったクロノジェネシスも強い競馬を見せていました。エメラルファイトも内容は負けていなかったように見えたのですが、ただ終いのほうはバテてしまいましたね。マイルのほうが向いているようです。
1週前はしっかり追い、最終追い切りも最後までいい反応で動いてくれました。前の競馬のほうが得意のようで鞍上のビュイック騎手は速い流れになることを望んでいるようです。これまで戦ってきた相手関係からも、ここに入っても能力差はないはずです」(美浦記者C)
2歳王者に輝くのはどの馬になるのだろうか? 朝日杯フューチュリティステークスは16日、15時40分からの発走を予定している。