C.ルメール騎手「武さん」連発に賞賛の嵐! 年間最多215勝達成「武さんはレジェンド。僕は普通」に見える”和”の心
レジェンドの期待に応えるように、身も心も日本に捧げる決意で海を渡ってきたフランス人騎手が「永久不滅」といわれた大記録を塗り替えた。
28日に行われた、今年最後の競馬開催。ここまで211勝を上げ、武豊騎手が2005年に記録した年間212勝更新まで、あと「2」に迫っていたC.ルメール騎手が中山6レースで、ついに新記録を達成した。
「武さんの記録を抜けたことが、本当に嬉しい」
大記録を塗り替えたゴール後、ルメール騎手は両手を突き上げて喜びを表現した。騎乗していたマイヨブランは、JRAに所属する8037頭中6頭しかいない白毛馬。「サンタクロースみたい」と笑った勝負服は、主戦を務めるアーモンドアイと同じシルクホースレーシングのものだった。
「今年は、信じられないほど最高な一年でした」
ルメール騎手はその後も勝利を重ね、215勝でフィニッシュ。今年は新記録となるG1・8勝を上げ、武豊騎手が持つ年間獲得賞金記録も塗り替える記録ずくめの一年。だが、「最強」を証明したフランス人騎手から出た言葉は、何よりも「武さん」だった。
「今年は武さんが(JRA通算)4000勝を上げたのが一番すごい記録だと思っています。日本に来てからは武さんがお手本。大きなリスペクトがあります。武さんはレジェンド。僕はまだ普通」