武豊インティ「異次元」の走りで6連勝!「ほんと今後が楽しみ」ダート界席巻へ絶対王者ルヴァンスレーヴとの比較は
結局、武豊騎手がムチを入れたのは抜け出した後に気を抜かないようにする1発だけ。まさに「テン良し、終い良し」を絵に描いたような完璧な走りで、最後は流すように2馬身差でゴール。主戦の「キャリア浅い馬ですし、まだ一戦ずつ馬が良くなっているので、ほんと今後が楽しみですね」との言葉通り、初の重賞挑戦ながら過去最高といえるパフォーマンスを見せつけた。
「中間の坂路調教で2度も自己ベストを更新していましたし『いよいよ本格化してきた』と思っていたんですが、想像以上の強さに驚いています。チュウワウィザードもここのところ充実が著しいですし、3着以下を7馬身以上突き放す強いレース。そんな2着馬を子供扱いしたんですから、末恐ろしいという他ないですね。
単純な比較はできませんが、勝ち時計の1:49.8は同距離同コースの昨年のチャンピオンズC(G1)で、ルヴァンスレーヴが記録した時計よりもコンマ3秒速いもの。それを逃げて記録したという事実は大きいですし、これならフェブラリーS(G1)でも十分好勝負になるはず。まだキャリアの浅い馬ですが、先が楽しみな存在ですね」(競馬記者)
主戦の武豊騎手は昨年ついにG1勝利に手が届かず、デビュー2年目から続いていた連続制覇が途切れたばかり。今年は再起を懸ける一年になるが、さっそくG1候補が現れた。
「まだまだ元気にやっていきます!」
順調に行けば次走は、いよいよフェブラリーS(G1)が濃厚だ。逆襲を誓う2019年、鞍上にとっては久々のG1勝利を”開幕戦”で決めるか。競馬界のレジェンドとダート界の超新星による怒涛の快進撃に注目が集まる。