JRA「大外強襲」ノンコノユメ連覇へ。「衰え」指摘も陣営は慎重調整で自信?

※画像:ノンコノユメ『競馬つらつら』

 17日、東京競馬場で開催される春のダート王決定戦・フェブラリーS(G1)。藤田菜七子騎手のコパノキッキング、武豊騎手のインティ、さらにM.デムーロ騎手のオメガパフュームらを、C.ルメール騎手の古豪ゴールドドリームが迎え撃つ。そんなかつてないほど熾烈な争いが繰り広げられることが予想されているが、その戦いに割って入る実力を秘めているのが、昨年の王者・ノンコノユメ(セ7歳、美浦・加藤征弘厩舎)だ。

 セン馬になってからは振るわなかったノンコノユメだが、昨年に内田博幸騎手とコンビを結成すると一変。根岸S(G3)ではライバルたちを後方一気でごぼう抜きにし、続くフェブラリーSではゴールドドリームとの競り合いを制してJRA・G1競走初戴冠。一時は埋もれてしまった才能が、ついに復活したと思われていた。

 だが、その後はかしわ記念、南部杯、JBCクラシックと3つのG1レースでいずれも4着。掲示板を外さない走りを見せるも、2勝目をあげられずにいた。そして前走のチャンピオンズカップ(G1)では、後方から競馬をする馬が多かったこともあり、外を回らされて持ち味の末脚が不発。7着とついに掲示板外に終わっていた。

「セン馬になって以降は気性難が落ち着いていたのですが、最近になってゲートでうるさいところを見せるときもあります。そのため、スタートで出遅れてしまうのでしょう。後方から競馬をする馬ですのでさほど影響もないのかもしれませんが、それでもポジション取りで後手に回ってしまいますからね。実力上位の馬が揃うG1競走では、その差は大きいですよ」(競馬誌ライター)

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