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【RTDリーグ2018平賀聡彦インタビュー】苦節10年「無冠」だった侍が、わずか2年で麻雀界の頂点へ……伝説となった大逆転劇の「真相」

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【RTDリーグ2018平賀聡彦インタビュー】苦節10年「無冠」だった侍が、わずか2年で麻雀界の頂点へ......伝説となった大逆転劇の「真相」の画像4

――その結果、勝又健志プロ(日本プロ麻雀連盟)を大逆転しての決勝進出。

平賀:所属団体が違うこともあって、勝又さんとは団体日本一決定戦まで一緒に麻雀を打ったこともありませんでした。準決勝の後に打ち上げ的なものもあったんですが、その時も僕の方からは話しかけ辛くて……。

ただ、決勝戦の後にあった打ち上げではいろんなお話をさせていただきました。勝又さんは感情がすぐ表に出てしまう自分と違って、すごくクールで冷静な印象だったんですが、いざ話してみると、とても面白い方。勝又さんの方も、わだかまりなく話してくださったんで嬉しかったですね。

――優勝した際に「勝又さんに『平賀さんに負けたなら仕方ない』と思ってもらえる結果を残そうと思っていた」という発言もあった。

平賀:これで僕が決勝であっさり負けてしまったら、勝又さんも当然「俺が出ていれば」と思われるでしょうし、そんな思いはさせたくなかった。特に勝又さんから何か言われたわけじゃないですし、僕が勝手に思っていただけなんですけどね(笑)。

――あっさり負けるどころか、準決勝の勢いそのままにあっさり優勝した。

平賀:僕と小林剛さん(麻将連合)と佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)くん、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)くんでの決勝戦。最終半荘で僕がトップにいたんですが、蓋を開けてみたら準決勝ほど厳しい戦いにはなりませんでした。

――RTDリーグは優勝すれば300万円、2位でも120万円と他の大きな大会での優勝と同じくらいの賞金が出る。その結果、最終局面では優勝を諦めたライバルが2位や3位を取りに行く展開となり、優勝が加速。ただ、この決勝戦はファンの間でも議論になった。

平賀:あのメンバーで僕だけがタイトルを持ってなかったから、仮にトップが厳しい状況でも、僕ならタイトルにこだわってオールオアナッシングのような打ち方をすると思います。

ただ、『RTDリーグ2016』の決勝戦では多井さんが6連勝してほぼ優勝を決めて、早々に他の3人にできることがなくなった。そうすると、どうしても勝ち負けが関係ない状況になってしまって、果たしてそれをテレビで放送しても良いのかという話にもなりました。

それで藤田さんの意向で、ひと着順の賞金差が大きい今の体系になったんです。そこでどう打つのかは、プロそれぞれが考えることだと思います。自分が責任を持ってやるなら、着狙いも「全然アリ」だと思いますね。

優勝はもちろん価値があるんですけど、優勝だけに価値があるわけじゃない――。2位や3位もしっかり賞金を得られて、周囲から評価されるのがプロ業界として健全だと思います。

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