パチンコ適合率「12ヶ月で最低」を更新…… 規制の煽りをモロに受ける「王者」の苦悩

　そんな中、業界の王者に動きが。先日、SANYOはシリーズ最新作『Pスーパー海物語 IN JAPAN2』を発表。2段階設定の確変ミドルタイプであることが明らかになった。

　確変ループ率は60％、最大出玉は1350個。一見すると海らしいマイルドなスペックと思われるのだが……。

「関係者によると、今作は『保通協で相当不適合を受けた』と言われています。その数は『10回を優に超える』なんて声も上がるなど、極めて厳しい状況だということがわかりますね。

ただ、不適合理由には『出玉スピード』も大きく関わっていますからね。一部では、現行機最速で消化できる海シリーズでは『仕方ないのでは？』との意見も上がっています。いずれにせよ、『海』シリーズの消化速度だと、出玉性能はこれが限界かもしれませんね……」（別の業界記者）

　シンプルな演出で分かりやすいゲーム性がウリの『海物語』シリーズ。パチンコ界を牽引してきた「王者的存在」だが、新時代でも存在感を示すことはできるのか。思わぬ不適合率情報に不安が募るが……。