真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.02 09:50
![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
【徹底考察】みやこS(G3) ラニ「この馬は間違いなく偉大なチャレンジャーだ。だが、『日本』で本当に強いのか、それとも……」
監修=下田照雄(栗東担当)
![ranitake.jpg](https://biz-journal.jp/images/ranitake.jpg)
『考察』
この春、日本馬として初めてUEAダービー(G2)を勝ち、さらにはアメリカのクラシックにフル参戦したラニ。偉業という点では極めて大きなものをもたらした存在だが、実際のところ「日本」での競走馬としての資質は、未だベールに包まれたままだ。
すでに10戦のキャリアを築いているラニだが、日本でのオープン実績は3歳2月のヒヤシンスS(OP)の5着、そして国内復帰戦となった前走のブラジルC(OP)3着と決して胸を張れるものではない。好メンバーが集った今回のみやこS(G3)では、むしろ格下の実績と述べても過言ではないだろう。
武豊騎手ではなく、内田博幸騎手で挑んだ前走のブラジルCの主役は、最初から最後まで、横山典弘騎手だった。
キープインタッチが大きく出遅れた以外は、各馬揃ったスタート。以前からゲートに難のあるラニも、出足が鈍いもののまずまずのスタートを切っている。隣にいた横山典騎手のミツバも似たようなスタートだったが、こちらは大外からグングンと加速。1コーナーを回る頃には、強引に先手を奪っていた。
実際に最初の3ハロンは、ブラジルCが2100mになった2008年以降で2番目に速いペース。ミツバは決して楽に先手を奪ったわけではなかったが、なおも加速し続け、1頭だけが大逃げする形となった。1番人気のアポロケンタッキーは好位、ラニは中団やや後ろに位置取っている。
PICK UP
Ranking
11:30更新競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
関連記事
昨年は「18万390円」の高配当決着! UAEダービー馬ラニ、フェブラリーS覇者モーニンだけではない!ダートでの実績十分な実力馬が集結したみやこS(G3)を見逃すな!!
ラニ、今週末ブラジルCで強豪古馬と激突! 拭えない「血統・距離不安」があるだけに、ここは負けられない
デビュー2戦合計「13馬身」の圧勝劇にC.ルメール騎手も「強い、強い」ダート界に現れた超新星に高まる「第2のラニ」の期待!
米三冠挑戦のラニ「秋ローテ」が明確に!? 新コンビに期待も、血統と結果に見る「不安点」とは
「英断?」それとも「見切り発車?」問題山積の中、JRAが『ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ』を急設した「表側の理由」と「裏側の理由」【前編】