岩田康誠騎手の有馬記念は、アドマイヤデウスで「鬱憤晴らし」!? 浮上できないコンビだからこそ……

岩田康誠騎手(Cake6より)

 25日の有馬記念(G2)に出走予定のアドマイヤデウス(牡5 栗東・橋田厩舎)。ここ2年重賞戦線でよく見かけるが、いかんせん地味な印象のある馬だ。

 同馬のG2戦積は「2・1・2・0」とすべて馬券に絡んでおり、このレベルでの実力は間違いなく上位だ。しかし、これがG1になった瞬間に馬券どころか掲示板に一度も乗れないという状況が続いている。前走の天皇賞・秋でも、中団からの競馬で伸びを見せるも、6着に敗れた。

 ただ、今年は昨年のように次走をジャパンCとせず、有馬記念に絞って調整してきた点で状況が大きく異なる。東京コースはこれまで4戦してG1に限らず一度も馬券に絡めていないため、陣営としても適性で判断したということだろう。有馬記念の行われる中山競馬場では昨年に日経賞を完勝しており、適性では上に違いない。

 陣営も「昨年より状態はいい」と「東京スポーツ」の取材で語っており、ここまでは順調のようだ。秋初戦の京都大賞典では王者キタサンブラックとクビ差の2着。良好な状態で右回りコースとなれば、この馬が浮上するチャンスもあるのではないか。

 さらに不気味なのは、長くこのアドマイヤデウスの主戦を務める岩田康誠騎手だ。

「今年はJRAの重賞も未勝利では、一時の活躍がウソのように有力馬に騎乗する機会も減った岩田騎手。12月での中央勝利はいまだゼロと苦戦が続いており、リーディングも66勝で辛うじてトップ10入りの状況です。

 ただ、11月24日にヌーヴォレコルトでアメリカのレッドカーペットH(G3、デルマー競馬場)を勝利し、ドリームバレンチノで9月の大井競馬場・東京盃を制するなど、時折その勝負強さを見せることがあります。集中力を高めた時の腕はやはり一流。最後の最後に今年の鬱憤を晴らすため、集中を高めていそうです」(競馬記者)

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