JRA川田将雅×中内田充正「最強コンビ」解散危機!? 大本命ダノンファンタジー出陣も「乱入」安田記念(G1)契機に騎乗「42→5」へ激減……

 15日に阪神競馬場で行われるローズS(G2)で、1番人気が予想される2歳女王ダノンファンタジー(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)。桜花賞馬グランアレグリアがスプリンターズS(G1)へ、オークス馬ラヴズオンリーユーが爪の不安により秋華賞(G1)回避と、残された唯一のG1馬として本馬が背負う期待は大きい。

 特に、今回は阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)勝ちを含めた4戦3勝と得意にしている阪神。距離不安が囁かれたオークスから600mの短縮は、明らかなプラス材料だ。

 11日に栗東のCウッドで行われた最終追い切りでも、4ハロン49.8秒、ラスト12.0秒の好時計。休み明けでも陣営の感触は上々で、周囲やファンからは「本番を考えたら、ここは無理しなくても」という声もある。

 しかし、そんな楽観的な周囲の評価とは裏腹に、中内田充正厩舎としては、なんとしても川田将雅騎手で「結果」が欲しいのではないだろうか。

「これまで川田騎手と中内田厩舎といえば、ファンの間でも高い勝率で勝利を量産する『最強コンビ』と言われていました。しかし最近、このコンビがやや疎遠気味……原因は中内田厩舎の失速で、春のような『川田、川田』という感じでもなくなっているんですよ。

一方で、C.ルメール騎手と壮絶なリーディング争いをしている川田騎手は相変わらず好調をキープ。ただ、川田騎手も負けられない状況が続いているおり、必然的に不調の中内田厩舎の馬に騎乗する機会が減ってるんですよね」(競馬記者)

 実際に、今年1月から6月末までの上半期で勝率27.5%と極めて優秀な成績を残していた中内田厩舎だったが、下半期はここまで勝率18.9%と失速……。

 特に上半期33勝の内、半数を超える17勝を上げた川田騎手とのコンビは厩舎の原動力だったが、下半期ではわずか2勝。120鞍中42鞍で35%のシェアを誇っていた「最強コンビ」も、後半は37鞍中でわずか5鞍の13.5%まで落ち込んでいる。

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