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【フェブラリーS(G1)】オメガギネスの出走を祈りつつ「コパノリッキー」の再来に期待!【東大式必勝馬券予想】

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荒れないフェブラリーSに残る伝説の大波乱

 2月も早や半ば、大学受験も佳境に入ってきた。

 2月の英語名はFebruaryだが、とにかく「試験によく出る英単語」。綴りを幾度も書いて勉強したのに試験会場に行くと頭は真っ白……そこで東大式必勝法「2月と1月は最後の4文字が一緒」。Januaryは間違えにくいので、覚えておけば絶対安心。

 さらにヒアリングテストでも「フェブラリー」でなく「フェビュエリィ」、rの発音はどこへ?「アールは消えるのでアール」と心しておこう。

 多少脱線したが競馬の方は18日(日)に今年最初のG1・フェブラリーS(東京・ダート1600m)が行われる。

 昭和59年の創設当時はG3「フェブラリーハンデキャップ」、1994年にG2昇格、別定戦で現行レース名となり1997年にG1定量戦に。ホクトベガ(G2時代)、メイセイオペラ(唯一の地方所属)、アグネスデジタル(芝ダート両G1制覇)、ゴールドアリュール、カネヒキリ、ヴァーミリアンら綺羅星の如く駿馬が勝ち名乗りをあげてきた。

 上位人気での勝利で比較的“荒れないレース“の感がある。しかしだ! 生涯 G1(交流・Jpn1含む)史上最多の11勝、フェブラリーSも連覇しながら単勝2万円超、最低人気の勝利で競馬史に残る大波乱を引き起こした名馬を競馬ファンは決して忘れてはいけない。

 その名は……2014年、第31回優勝のコパノリッキー。今でも夢に出てくるほど悔やまれるのは「三連単買えていた……」なぜ買わなかったのか!?

 ちょうど10年前の2月23日(日)レース前に時を戻し競馬新聞を見てみよう。フルゲート16頭立ての1番人気は6枠11番ベルシャザール(牡6歳)。3歳時はクラシック皆勤で皐月11、ダービー3、菊17着。5歳でダート転向し前走のG1・JCダートを制し3連勝中。2番人気は8枠15番ホッコータルマエ(牡5歳)、こちらは前走・川崎記念(G1)を単勝1.1倍で快勝し2連勝中。

 この2頭に◎○がズラリと並び、7枠13番コパノリッキー(牡4歳)は馬主欄の小林祥晃氏(Dr.コパ)に目は行くが全くの無印。だが改めて馬柱を見ると8戦4勝(全ダート)でOPの 伏竜S、G2の兵庫CS(園田)をいずれも1番人気で制している。

 しかも兵庫CSの単勝は150円。半年の休養を経て前2走のオープン特別は10、9着と凡走も人気は1、3番人気である。なぜか皆に忘れられた“コパ君”は最低16番人気だ。

 積雪がまだ残る良馬場・快晴の下ゲートは開く。橙帽の田辺裕信騎手を背にスタートを決めたコパノリッキーはエーシントップの逃げを見ながら2番手でレースを進める。直線に入り残り450mで先頭に踊り出ると、ホッコータルマエ、ペルシャザールが追うも全然差は縮まらず、半馬身差で逃げ切りゴール!単勝2万7210円はサンドピアリスに次ぐG1史上2位の高配当となった。

 私が「買えていた」と今も嘆くのは三連単で配当は94万9120円。東大式鉄則と言うか教訓だな。「前走・前々走の成績に惑わされるな!」「1番人気で負けた馬に要注意!」「1着か着外か偏る成績の馬はアタマの可能性大!」

 コパ君はこのレースまで(4、0、1、3)。2、3着のホッコー~ベルシャが2、1番人気だから「2頭軸三連単マルチ」なら5頭流しでも30通り、100円ずつ買っても3000円で約100万円が手に入ったのだ。

 受験生諸君も合格した暁には、数学だけは忘れず「馬券は順列組み合わせ」「勝ち負けは期待値とオッズのせめぎあい」この鉄則を胸にどうぞ競馬の世界にお越しください。待ってます。

コパノリッキーが重なるオメガギネスが本命!

 この辺で「東大馬券王の大よそー」に移ろう。

 ダートは強い4歳世代だが、エンペラーワケアも、ヤマニンウルスも、オーサムリザルトもいないここは5戦3勝全連対、G1請負人C.ルメール鞍上のオメガギネスが本命。

 目下、出走決定順は18番目で除外対象と出否未定の状態だが、コパノリッキーも当週まで出否未定ながらギリギリで滑り込んだのだ。幸運を祈る。対抗はチャンピオンズC&東京大賞典G1連続2着のウィルソンテソーロでよさそうだが、「コパの教訓」から三連単マルチで行こう!

 前走だけで見限るな! 南関東3冠ミックファイア&JBCクラシック圧勝キングズソード、芝のG1馬ドゥラエレーデ&シャンパンカラー、園田の星12勝馬イグナイターの5頭へ組み合わせ×6の30点。ガッチリ儲けて10年前のリベンジ!お財布も季節も心も春だ~!!

尼崎昇

尼崎昇

初めて見たダービー馬はタニノハローモア。伝説的な名馬の走りをリアルタイムで見てきた筋金入りの競馬通は「当たって儲かる予想」がモットー。過去に東京大学で競馬研部長をつとめ、スポーツ新聞やラジオ解説を担当した勝負師の素顔は「隣の晩ごはん」や「おもいッきりテレビ」などの大ヒット番組を手掛けたキー局の元敏腕プロデューサー。德光和夫、草野仁ら競馬界の著名人との親交もあり、競馬談義を繰り広げる仲である。

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