JRA「藤田菜七子より高評価?」野中悠太郎6週連続勝利に関係者評判も上昇
先週は昨年9月以来の2連勝を飾るなど、現在8勝をあげている藤田菜七子騎手。今年はフェブラリーSでコパノキッキング、高松宮記念ではスノードラゴンに騎乗してG1競走にも参戦した影響もあり、例年以上の注目を集めている。以前にもまして、”菜七子旋風”が吹き荒れているようだが、その影に隠れてはいるものの、徐々に関係者たちの評判をあげている騎手がいる。それが野中悠太郎騎手だ。
野中騎手は2015年に根本康広厩舎所属としてデビュー。菜七子騎手の1年先輩に当たる。1年目こそ4勝に終わったものの、16年は11勝、17年は13勝と着実に勝ち星を増やしていた。
そして18年には、前年6月にフランスのシャンティイ競馬場で開催された「ロンジン・フューチャー・レーシング・スター賞」にJRA代表として参加したことなどがきっかけとなり、留学を決意。3月から10月末までの約半年間、アイルランドへ渡っていた。
「アイルランドから帰国後は、パッとしない時期もありました。でも、今年は積極的な騎乗を見せており、6週連続で勝利をあげるなど絶好調。今年5年目で減量最終年でもあるので、本人も気合いが入っているようです。
ある調教師は、『野中騎手が騎乗した馬の返し馬を見ていた時に、おろし方がすごくスムーズだったんだよね』と語り、さらに『重心のかけ方も良くて、馬が気持ち良さそうに走っていた。今まで依頼したことはなかったけど、機会があれば乗ってもらおうと思っているよ』と絶賛していましたよ」(競馬記者)