JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
「俺からすると、これは面白いと思って話したんだよね。なぜなら、これだけ長く馬に乗ってきて、馬が西日を気にすることを初めて知ったから」
競馬は他の競走競技と違って「馬が走る」というオリジナリティを持つ。それだけにチャンピオンズCのケイティブレイブのように、馬が西日を気にして本来の力を発揮できなかったケースもあるということなのだろう。
ただ相当なレアケースで、豊富な経験を持つ福永騎手にしても初めての体験だったようだ。
「福永騎手としては、その時の感想を率直に語ったものだったようですが、ファンには上手く伝わらなかったようですね。
ただ、それは伝えるメディア側にも原因があって。限られた文字数で、発信者のその時の表情や真意のすべてを伝えることには限界があります。そこは競馬限らず、各メディアでも長年の問題視されていますね」(競馬記者)
福永騎手としては、あくまでファンサービスの一環だったようだが、結果的には「『新手の言い訳を考えたな』くらいに思われているわけでしょ(笑)」と受け止められてしまったようだ。無論、限られた一部のファンではあるが「西日は大丈夫かぁ~」と野次られることもあったとか……。
「競馬がただのスポーツではなく、馬券が絡むギャンブルである以上、騎手は他のアスリートに比べれば圧倒的に批判されやすい立場。その中でも福永騎手は、特にファンの賛否両論と向き合ってきた存在だと思います。
ただ、それは藤岡騎手との対談内でも触れられている通り、福永騎手が積極的に情報を発信してファンと向き合ってきたから。昨年、同じ『netkeiba.com』内で4年間続けてきた連載コラムを終了させた福永騎手ですが、それもこういった”すれ違い”に疲れたからだそうです」(競馬ライター)
繰り返しになるが表立って批判しているのは一部のファンであり、それはコラム内でも語られている。その一方、楽しみにしていたファンもたくさんいるはず。そういった人たちのために、また連載を再開する日が来ることを祈るばかりだ。