【桜花賞(G1)展望】JRA2歳女王ダノンファンタジー危うし!? 将来性豊かなタレント揃いの牝馬クラシック初戦
4月7日、阪神競馬場で3歳牝馬クラシック第1弾、桜花賞(G1、芝1600メートル)が行われる。アーモンドアイのようなスーパーホースが誕生するのだろうか。レースを展望しよう。
人気の中心がダノンファンタジー(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)。暮れの阪神JF(G1、芝1600メートル)優勝に続き、桜花賞トライアルのチューリップ賞(G2、芝1600メートル)を完勝。チューリップ賞では直線で前が壁になるシーンもあったが、外に出されるとビュンと伸びた。先行して、なおかつ終いで豪脚を使える。
中内田充正調教師は2014年に厩舎を開業、またたく間にトップトレーナーの一人になった。一昨年、ダノンプレミアムの朝日杯FS(G1、芝1600メートル)でG1初勝利。同馬の皐月賞制覇は確実視されていたが挫跖で出走断念。2つ目のG1制覇がダノンファンタジーの阪神JF。今年こそは桜花賞でクラシック初制覇を目指す。鞍上の川田将雅騎手は現在リーディング1位。トレーナーもジョッキーも信頼できる。
ダノンファンタジーをデビュー戦で負かしたのがグランアレグリア(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。新馬戦レコードだった。サウジアラビアRC(G3、芝1600メートル)を優勝すると朝日杯FS(G1、芝1600メートル)で牡馬相手のG1レースに挑戦。結果は3着だったが、本来の走りではなく、勝ち馬に目標にされる不利もあった。負けはしたものの依然として桜花賞の優勝候補だ。