【東京スプリント(G3)展望】藤田菜七子「初重賞」大チャンスに武豊&デムーロが強敵!? コパノキッキング中心も好メンバー
10日に大井競馬場で開催される今年の交流重賞・東京スプリント(G3)は、例年以上の注目を集めそうだ。
昨年は勝ち馬のグレイスフルリープが、秋にはJBCスプリント(G1)を制し、ダートスプリント界の頂点に立つなど年々重要度が増している東京スプリント。今年はフェブラリーS(G1)で5着したコパノキッキング(セン4歳、栗東・村山明調教師)が藤田菜七子騎手で参戦する。
まだ重賞勝ちのない藤田菜七子騎手にとって、最大のチャンスが訪れたと述べても過言ではないだろう。騎乗馬のコパノキッキングは、ここまで重賞2勝を含む10戦7勝。それも1200m以下では無敗の強豪だ。
昨秋まではスピード任せの逃げ馬として活躍していたコパノキッキングだが、最近は一転して強烈な末脚がトレードマークになっている。重賞初制覇となったカペラS(G3)、連勝を飾った根岸S(G3)では上がり3ハロン最速。前走のフェブラリーSでもゴールドドリームに次ぐ第2位と、末脚の切れは現役屈指。地方の中でも直線が長い大井が舞台なら、この馬の破壊力が存分に発揮されるはずだ。
あとは藤田菜七子騎手がプレッシャーを跳ね返せるか。秋には米BCスプリント(G1)遠征も予定されているコンビ。重賞制覇で箔をつけられるか。