JRA皐月賞(G1)戸崎圭太「成長力」に不満!?「上積みない」ダノンキングリーに「大種牡馬ディープインパクト」のジンクス

 14日に行われる今年の皐月賞(G1)はサートゥルナーリアが大きな注目を浴びているが、同じ「無敗」なら3戦3勝のダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)もまた底知れない魅力に溢れている。

 特筆すべきは、真っ向勝負で2歳王者アドマイヤマーズを破った共同通信杯(G3)だろう。

 7頭立ての少頭数で行われたレースだったが、ハナを切り主導権を握ったアドマイヤマーズが粘りこみを図る中、内からディープインパクト産駒らしい鋭い切れを発揮。並ぶ間もなくかわし切り、最後は1馬身1/4の差をつけて重賞初制覇を飾っている。

 この走りには主戦の戸崎圭太騎手も「アドマイヤマーズを見る良い形で行けて、負かすことができましたから、この先が楽しみ」と絶賛。そして、何よりも戸崎騎手が手応えを感じているのが「一戦ごとに、何か必ず成長が感じられる」と語る「成長力」だ。

 管理する萩原清調教師も「一戦ごとに馬体の成長を感じる」と、ダノンキングリーの成長力を評価。クラシックを勝つような馬は、この時期に急成長するといわれるが、本馬もそのパターンに該当するのだろうか。

「今までとは違いますね」

 たが、皐月賞の2週前追い切りを終えた戸崎騎手が『競馬ラボ』で連載中の『週刊 戸崎圭太』で語ったコメントは、それらに「疑問符」を残すものだった。

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