JRA福永祐一騎手が青葉賞(G2)ウーリリで「権利マジ獲り」になる理由!? 日本ダービーへ「昨年王者」が正念場か……
「陣営が『まだ芯が入り切っていない』と話している通り、同じ時期のマカヒキと比べると、まだまだ幼い感じですね。
実際に坂路で行った1週前追い切りは馬場が悪い中で4ハロン55.3秒、最終追い切りが57.1秒と、まだそこまで無理せず慎重に時計を出している段階です。
それで(レースで)あれだけ走ってしまうのですから、素質は一級品に違いないですが、本格化は秋以降になりそう。現状は素質でどこまでやれるかというところでしょう」(競馬記者)
だが、そんな陣営のトーンとは裏腹に主戦の福永騎手のモチベーションは高いに違いない。
昨年、19回目の挑戦で悲願のダービージョッキーとなった福永騎手。だが、今年のクラシックはこれといったパートナーに恵まれておらず、皐月賞(G1)を戦ったブレイキングドーン(11着)もダービー出走をかけ、来週の京都新聞杯(G2)に出走する見込みだ。
最悪の場合、世代の頂点を決める晴舞台に前年のチャンピオンが不在というのは、ファンにとっても寂しいところだ。
福永騎手としても、未知のスケールを秘めるウーリリに期待するところは小さくないはず。果たしてウーリリ、ブレイキングドーンという「2本の矢」で”ダービー切符”を掴めるか。