JRA「覚醒」ウインブライト宝塚記念(G1)出走濃厚な「理由」をキャッチ! 「打倒ノーザン筆頭」で期待値上昇中
すでに「現役屈指の中距離馬」という扱いに変わってしまったウインブライト。関係者の話では、主戦の松岡正海騎手も香港の前から「こんな成長曲線を描く馬は初めて。こちらがイメージ、想像する遥か上を行っている」と語っていたようだが、そのポテンシャルは相当なもの。古馬となって成長するパターンが多いステイゴールド産駒「最後の大物」というべきではないか。
また、ウインブライトは今や日本競馬の芝路線を席巻する「ノーザンファーム系列」ではない。コスモヴューファーム生産で、愛馬会法人「ウインレーシングクラブ」の所有馬だ。今や数少ない「ノーザン対抗馬」としての期待もかかる。
畠山調教師は香港戦前、記者の「何故、C.ルメール騎手やM.デムーロ騎手ではなく松岡騎手なんですか?」という質問に「この馬は彼(松岡)が乗った時が一番走るんです」と返答。松岡騎手も結果でその言葉に応えた。陣営と騎手の関係性という点においても、応援したくなる要素満載である。
ウインブライトが無事に宝塚記念に出走できることを、まずは祈るばかりである。