JRA福永祐一「ダービー出走馬」ゲット!? お手馬絶望的も「あの有力馬」からオファーで連覇チャンス!?
ここまで4戦してC.ルメール騎手、J.モレイラ騎手、O.マーフィー、そしてまたルメール騎手が鞍上を務めてきたランフォザローゼス。結果的にダービー切符を掴んだが、モレイラ騎手とマーフィー騎手が不在。サートゥルナーリアに騎乗予定だったルメール騎手も騎乗停止となってしまった。
「オーナーの窪田芳郎氏となら、今年の阪神大賞典(G2)で4着したソールインパクトの主戦を務めていますし、中京記念(G3)を勝ったグレーターロンドンの安田記念(G1)挑戦に騎乗したのも福永騎手でした。今回のオファーも、その辺りの実績を買われてのものでしょう。
ランフォザローゼスは、ここまで4戦1勝馬ながら連対率100%で、しぶとく良い脚を使う馬ですし、本番でも楽しみなコンビになりそうです」(同)
これまで青葉賞組が日本ダービーを勝ったことはないが、ランフォザローゼスは祖母に歴史的名牝のエアグルーヴがおり、ノーザンテースト×トニービン×ディープインパクト×キングカメハメハというサイアーラインは超一流。
近親には、2015年に春2冠を達成したドゥラメンテもおり、血統的には世代の頂点に立てるだけのスケールだ。
昨年の日本ダービーを制した際、「ゴールの瞬間も、そのあと帰ってくる時も、自分がフワフワした感じになるのは初めての経験でした。これまで、なかなかダービーを勝つことができませんでしたが、今日はスタッフの仕上げに馬がよく応えてくれました。これまで多くの人に勇気づけられました。ダービー制覇は父の悲願でした。良い報告ができそうです」と目頭を熱くしながら語っていた福永騎手。
今年連覇が狙えるのは、この男だけ。これまで黄色だった信号が、間もなく青に変わろうとしている。