JRAヴィクトリアマイル(G1)「日本レコード」でノームコア完勝! 豪州の「若き天才」D.レーン騎手に「ルメール以上」の声も!?
驚愕のスーパーレコードに東京競馬場が揺れた。
12日に東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(G1)は、5番人気のノームコア(牝4歳、美浦・萩原清厩舎)が優勝。鞍上のD.レーン騎手は、これが嬉しい日本G1初勝利となった。
18頭立てでの芝1600mで行われたレース。大方の予想通り、スタートからアエロリットが飛び出すと、勢いよく集団を引き連れる。1番人気のラッキーライラックら有力馬が先団を形成する中、ノームコアはそれらを見るような絶妙のポジションを確保した。
果敢に飛ばすアエロリットは、前半の800m通過が44.8秒という超ハイペース。日本レコードが出た2012年の京成杯AH(G3)でさえ、前半の800mが45.1秒だったことを考慮すれば、さすがに前が苦しいペースといえるだろう。
最後の直線に入っても、まだ粘りを見せるアエロリット。そこにラッキーライラックら有力先行勢が襲い掛かるが、前半のハイペースが祟ったのか、伸びはイマイチ。そこへ、さらに外からノームコアやプリモシーンといった脚を溜めていた馬たちが交わしに行く。
まずノームコアがレーン騎手の激に応えるように力強く先頭に立ち、プリモシーンも必死に食い下がったがクビ差及ばす。最後は内からしぶとく脚を伸ばしたクロコスミアがラッキーライラックを捉えたところがゴールだった。
ノームコアの勝ち時計1:30.5は、従来のヴィクトリアマイルの記録を1秒も短縮するスーパーレコード。前述した2012年のタイムを更新する日本レコードとなった。