JRAオークス(G1)堅実ビーチサンバ上位進出の鍵。「距離はもつ」陣営発言の信憑性
19日に行われるオークス(G1、芝2400メートル)にビーチサンバ(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎)が出走する。デビュー以来、一度も崩れることなく好走を続けてきた同馬について検討する。
ビーチサンバの戦績をすべて振り返ってみよう。最後の()内には1着馬もしくは2着馬と着差を示す。
新馬戦(芝1600メートル) 1着(オーロトラジェ 0.3秒差)
アルテミスS(G3、芝1600メートル) 2着(シェーングランツ 0. 1秒差)
阪神JF(G1、芝1600メートル) 3着(ダノンファンタジー 0.2秒差)
クイーンC(G3、芝1600メートル) 2着(クロノジェネシス クビ差)
桜花賞(G1、芝1600メートル) 5着(グランアレグリア 0.5秒差)
実に堅実だ。格的には桜花賞やこのオークスの人気馬に一歩もヒケを取っていない。桜花賞こそ勝ち馬から0.5秒離されたが、2着から5着まではクビ+ハナ+クビの大接戦。2着のシゲルピンクダイヤとは0.1秒差にすぎない。
ラヴズオンリーユーやダノンファンタジーといった栗東所属の人気馬には長距離輸送という課題もあるが、すでにアルテミスSとクイーンCで東京への輸送は経験済み。きちんと結果を出している。このオークスに圧倒的1番人気はいない。ならば、ビーチサンバは絶好の伏兵と言えるのではないだろうか。