JRA「必勝アイテム勢ぞろい」セイウンコウセイは“ムラ馬”じゃない? CBC賞(G3)で期待値増大
30日、中京競馬場で行われるCBC賞(G3、芝1200メートル)にG1馬セイウンコウセイ(牡6歳、美浦・上原博之厩舎)が出走する。秋のスプリントG1獲りに向けて好スタートを切れるのか、探ってみよう
3月の高松宮記念(G1、芝1200メートル)は3番人気のミスターメロディが勝ったものの、2着と3着に2ケタ人気馬が激走し、3連単は450万円近い大波乱になった。2着だったのは一昨年の高松宮記念覇者であるにも関わらず12番人気だったセイウンコウセイ。G1馬がなぜこれほどまでに人気を落としてしまったのか。
セイウンコウセイはG1初制覇を達成した2017年の高松宮記念以降、今年の高松宮記念以前に11走して【1・1・0・9】という成績。しかも、着外時は2ケタ着順が目立つ。今年の高松宮記念の直近3走も12着、14着、15着と2ケタ着順が続いていた。これでは高松宮記念で12番人気だったのも仕方がない。
昨年のシルクロードS(G3、芝1200メートル)で2着、函館スプリントS(G3、芝1200メートル)で優勝という好走実績はあるが、いつ走るのかはわからない。「いつか好走すると信じてずっと馬券を買い続ける」あるいは「走られたら諦めることにして馬券には手を出さない」というどちらかの作戦に徹したほうがいい馬なのだろうか。