JRA日本ダービー「53年ぶり」12番人気・浜中俊ロジャーバローズ「大波乱」で世代の頂点に! 圧倒的1番人気サートゥルナーリアは4着敗戦……
「無になったというか、頭が真っ白になりました……」
2007年のデビューから6度目の挑戦で、ついにダービージョッキーとなった浜中騎手は感無量といった様子。「坂を登るところで逃げている馬をかわして、そこからもう一段、馬が辛抱して走ってくれた。本当に一生懸命走り尽くしてくれた」と、相棒を手放しで称えた。
勝ち時計の2:22.6はダービーレコード。東京競馬場では先々週のヴィクトリアマイル(G1)、先週のオークス(G1)に続いて3週連続でレコードが出る決着となった。
「長くて持久力を活かすのが得意な馬。タフな部分が武器。ダービー馬になったので、今後も期待したい」
大番狂わせとなった令和最初の日本ダービー。12番人気がダービー馬となったのは1966年のテイトオー以来、53年ぶりだ。だが、世代最強の座に就いたのは、紛れもなくロジャーバローズ。果たして、乱世を制した新王者が、ここからどう政権を築くのか――。
競馬界の新たな時代が幕を開けた。