JRA安田記念(G1)「暴走再び!?」アエロリット「余力」はあるのか。戸崎圭太「G1存在感」が後押し?
6月2日開催の安田記念(G1)。展開の鍵を握りそうなのがアエロリット(牝5 美浦・菊沢隆徳厩舎)だ。
一昨年のNHKマイルCを制した強豪牝馬としておなじみのこの馬。重賞勝利は他に毎日王冠とクイーンSがあり、昨年の安田記念も2着。牡馬相手も苦にしない力強い馬である。
基本的には先行、逃げのスタイルをとる馬だが、前走ヴィクトリアマイルの走りはある意味衝撃的だった。果敢に逃げを打つと1000m56.1秒という「暴走」ともいえるペースで飛ばし、しかし最後まで走りきって5着と掲示板を確保。もともと高い高速馬場適性を見せてはいたが、高いポテンシャルを改めて示した。
ヴィクトリアマイルのタイムは1:30:5というダントツのコースレコード。その原因の一端はアエロリットにあるだろう。その後のオークス、日本ダービーでもレコードが続いており、今の馬場なら安田記念もレコードを記録する可能性は高い。それをより推進しそうなのがアエロリットといえる。
ただ、馬券ファンが気になるのは「3着以内に入るのか」という点だ。