JRA川田将雅「期待してくれた方々に申し訳ない」春G1・5度目の不利…… 「勝率42.5%」中内田充正厩舎との”最強コンビ”も春G1全滅

「安田記念の不利は大きかったと思いますが、結果的にはそこからアーモンドアイをマークしたのが痛かったですね。上がり最速となる32.4秒の”鬼脚”を見せたアーモンドアイでも3着に敗れたように、あの展開に、あの位置取りでは、例えダノンプレミアムが万全であっても厳しかったと思います。

また、川田騎手は日本ダービーでのヴェロックスも『目標としていたサートゥルナーリアには逆転できたのですが……』と強敵を負かしに行っての3着。最も強い馬を負かしに行くのはセオリーではあるんですが、最善の騎乗を試みる中で運がないというか。どうも展開がかみ合っていない印象です」(別の記者)

 ただ、競馬はあくまで「結果」がすべて。この春のG1で度重なっている不利に対し、川田騎手を擁護する声もある一方、今回の安田記念は仕方ないにしても「不利を受けるような位置にいるのが悪い」という厳しい意見もある。

 今年ともに勝利率1位(100戦以上)を誇る「川田騎手×中内田厩舎」のコンビは、勝率42.5%という信頼度抜群の成績を残している。しかし、そんな”ゴールデン・ペア”もG1の舞台では6戦して全敗……。不利も多く、大事なレースで煮え湯を飲まされている印象だ。

「ゲートを出たところで邪魔をされてあの形に。それがすべてです」

 安田記念後、そう悔しさを露わにした中内田調教師。一方、安田記念の前日には、期待の新馬リアアメリアが川田騎手とのコンビで8馬身差の圧勝劇を飾っており、早くも来年のクラシックの本命に躍り出た。

 春G1の締めくくりとなる宝塚記念(G1)に、川田騎手は角居勝彦厩舎のキセキに騎乗予定。圧倒的な勝率を誇る”ゴールデン・ペア”の巻き返しは秋以降となりそうだ。

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