JRA「カカオ混入」156頭除外も霞む不祥事!? 競走馬「タバコ吸い殻」摂取で競走除外。JRAでは過去にも……
「どうやら厩舎周辺にタバコの吸い殻が落ちていたらしく、それをショーマノキセキが摂取してしまった可能性があったようです。ちなみにニコチンは禁止薬物にあたります。誰がタバコ吸っていたのか、現時点では判明していませんが、いずれにせよ信じられないこと。
馬が生き物であることは当然として、ましてや厩舎は馬主から馬を預かっています。これがもし厩舎関係者によるタバコの不始末であれば、信じがたい出来事です。笠松競馬及び、ショーマノキセキを管理する井上厩舎には原因究明の徹底が望まれますね」(競馬記者)
実はJRAでも一昨年に、似たようなケースで“未遂”に終わったアクシデントがあった。
2017年3月、中山競馬に出走を予定していた二本柳俊一厩舎のカシノエイシが、ニコチンを摂取した可能性があるとして出走を取り消し。ただ、本件は馬房の前にタバコの吸い殻が落ちているのを二本柳調教師が発見し、自ら「出走取消」を申し出たもの。結局、出走を取り消したため、検査は行われなかったが、二本柳調教師は戒告を受けた。
だが、実際にタバコの吸い殻を摂取した可能性があるとして「競走除外」の判断が下された本件は、より悪質であった可能性があると述べざるを得ない。原因究明が待たれるところだ。