JRAレパードS(G3)「クリソベリルの2着経験」ヴァイトブリックの可能性は?
レパードSで1番人気になりそうなのはジャパンDDで2着だったデルマルーヴルだが、ヒヤシンスS(L、ダート1600メートル)で2着だったヴァイトブリックは3着のデルマルーヴルに2馬身半差をつけている。レパードSでヴァイトブリックが再びデルマルーヴルに先着することも可能だろう。
ヴァイトブリックには血統的魅力もある。父シンボリクリスエスは、昨年のジャパンDDの優勝馬であり、後にチャンピオンズC(G1、ダート1900メートル)も制してダート王に輝いたルヴァンスレーヴの父でもある。父系にはケチのつけようがない。そして、祖母ソニンクの系統からは日本ダービー馬ロジユニヴァース、8月1日にイギリスのグッドウッド競馬場で行われたナッソーS(G1、芝1980メートル)を制した名牝ディアドラなどが出ている。
現状、ヒヤシンスSで勝ち切れなかったり、ユニコーンSで惨敗するなど、ヴァイトブリックにはまだまだ能力的な限界や精神的な課題があるのは事実だ。しかし、順調に成長すれば大物になりそうな魅力的な血統だ。
ヴァイトブリックの鞍上は戸崎圭太騎手。戸崎騎手はジャパンDDではデルマルーヴルに騎乗していたが、ここではユニコーンSに引き続きヴァイトブリックに騎乗する。名手の手綱さばきに期待しよう。ただし、馬券としてはヴァイトブリックやデルマルーヴルを破る伏兵の台頭に十分注意しておきたい。