モーリス回避でいよいよ待ったなし!「マイル界の風雲児」ウインフルブルームがこの夏「最大の惑星」へ名乗りを上げる!
そして今週、復帰第2戦として小倉日経オープンに挑むウインフルブルーム。前走から1カ月でレースに使えるのは、故障が癒え心身が充実している何よりの証だ。
「1年7カ月ぶりであのパフォーマンス。もっと良いパフォーマンスができると思う。何とか賞金加算、3連勝して秋へ向かいたい」と管理する宮本調教師は、すでに秋のG1戦線を見つめている。
ミッキーアイルと0.1秒差の競馬したシンザン記念、そして初重賞の京都金杯はいずれも京都のマイル戦。ウインフルブルームの”今秋最大のターゲット”は至って明白だ。
そして、そんなウインフルブルームに朗報が届く。マイルCSを戦う上で間違いなく最大の強敵になっていたであろうモーリスが中距離挑戦を明言。主役不在となったマイル路線に、チャンスは大きく広がった。
春の安田記念を逃げ切ったロゴタイプは「逃げられれば逃げるし、逃げなくても大丈夫」というウインフルブルームにはターゲットにしやすいタイプ。自在性のあるこの馬にとって、強力な逃げ馬の存在はアドバンテージだ。
だが、その前にまずは目の前のレースが大切。
小倉日経オープンのメンバーの質は前走よりも下がり、頭数も変わらない。これといった逃げ馬がいないため、おそらくハナを切ることになりそうが、1番人気が予想される今回は秋のG1出走に向けて落とせない一戦だ。
完全復活を遂げるウインフルブルームがこの夏「最大の惑星」になるか否か……今週の内容次第で、マイル戦線の主役候補に躍り出る可能性もある。マイル界の”風雲児”の躍動に期待したい。