JRA池添謙一「ブラストワンピース・ショック」から逆襲の菊花賞(G1)獲りへ!ゴドルフィンが認める世界的良血馬に「長丁場が合ってる」
「母のエンシェントアートは、近親に英愛ダービー馬のジェネラスがいる世界的な良血。ゴドルフィンが所有しており、アイルランドで生まれたのがヒーリングマインドです。近親には重賞馬が多数いますし、日本では皐月賞馬のディーマジェスティ、重賞3勝のタワーオブロンドンが有名ですね。
また、母の兄弟には牝馬ながらにステイヤーズS(G2)で2着したエルノヴァがおり、血統的にも3000mの舞台は歓迎だと思います」(同)
先日の札幌記念(G2)では、かつて主戦を務めたブラストワンピースの復活勝利に、労をねぎらいに駆けつけた池添騎手。“未練”が捨てきれないまま凱旋門賞(G1)挑戦を前に、川田将雅騎手への乗り替わりを告げられた心境は、騎手として複雑なものに違いない。
だが、周囲の評価を変えるには「結果」を残すしかないはずだ。
今年の牡馬クラシックは、ダービー馬ロジャーバローズが屈腱炎で引退。皐月賞馬のサートゥルナーリアも神戸新聞杯(G2)から始動するものの、ロードカナロア産駒だけに菊花賞へ進むかは不透明だ。
「他にも、皐月賞3着、ダービー2着だったダノンキングリーは天皇賞・秋(G1)を見据えて、毎日王冠(G2)から始動しますし、2歳王者のアドマイヤマーズもマイル路線に進む意向。下馬評では皐月賞2着、ダービー3着のヴェロックスが中心視されていますが、3000mが歓迎というタイプではありません。
春のクラシックを賑わせた有力馬の回避が目立ち、今年の菊花賞は例年以上の混戦になりそうです。
そんな背景もあって、上がり馬のヒーリングマインドにもチャンス十分。池添騎手の期待も大きいと思います」(別の記者)
春のクラシックではサトノルークスに騎乗したものの14着、17着と大敗続きだった池添騎手。ブラストワンピースを降ろされたショックからの“逆襲”へ、新たな可能性ヒーリングマインドへの期待は大きいに違いない。