「1年間未勝利」にリーチ……岩田康誠騎手の停滞する現状を物語るキーンランドCの「1,2着馬」
いよいよ来週勝利がなければ「1年」ということになる。
JRA所属の岩田康誠騎手が、28日のキーンランドC(G3)にレッツゴードンキで出走。最後の直線で追い上げて3着に食い込んだ。近走は思うような結果を残せていなかったが、夏に入って3着2回と復調の兆しは見えているのだが…。
岩田騎手自身は、なかなか調子を取り戻せていない様子。今週末の小倉2歳S(G3)は昨年制したレースではあるが、実はこのレース以降、岩田騎手は一度として受賞を勝利していない。つまり、今週末も勝てなければ「1年間重賞未勝利」ということになる。
G1ならよくある話だが、リーディング上位の常連で重賞勝利が1年間ないというのは珍しい。実際2016年の重賞では2着3回、3着4回と全く仕事をしていないわけではないのだが、運にも見放されている印象だ。
とはいえ、特段不人気な馬ばかりが回ってきているというわけでもなく、1番人気馬にもそれなりに騎乗しているだけに、この状況は深刻だ。本サイトでも何度か紹介したが行過ぎた積極騎乗、危険騎乗などを原因として「干されている」という情報は多く、一時的に関東に拠点を移したこともあった。諸々の要因で現在の状況が出来上がったとも考えられる。
昨年夏は函館リーディング、夏重賞を独り占め状態だったことを考えるとまさに明暗。しかも、キーンランドCはその「切なさ」がより強調される形になってしまっている。