JRA・C.ルメール騎手「爆速」で札幌リーディング確定! 3年連続の年間リーディングへ「僕は札幌が大好きです」夏の札幌で26勝の猛進撃!
今年も夏の札幌に“ルメール旋風”が吹き荒れた。
31日、C.ルメール騎手が札幌4Rの3歳未勝利戦を勝利し、今夏の札幌開催で26勝目。この時点で7勝と2位だった丹内祐次騎手が、残り19戦全勝しても逆転不可能となり、異例の速さでルメール騎手の札幌リーディングが確定した。
「リーディングが決まって、うれしいです」
函館から、札幌へ。今年も夏の北海道を満喫したルメール騎手だが、騎乗内容も充実一途だった。
特に圧巻だったのが、1日8勝と大爆発した8月4日。2度目のJRAタイ記録達成に「こういうグッドデーは本当に珍しい」と本人も満面の笑みだった。2位の丹内騎手が7勝ということからも、この1日だけで札幌リーディングを獲れたといっても過言ではない。
「大前提として、騎乗馬の質が極めて高いこともありますが、やはり終始安定していましたね。特にスタートが高いレベルで安定しているから、いつもすんなり勝負できる位置取りを取れることがルメール騎手の強み。馬券を買うファンからすれば、これだけ信頼できる騎手はそうはいないでしょう。
数字的には3着以内率こそ59.6%と普段(2019年58.1%)とそこまで変わりませんが、何といっても勝率29.2%は立派な成績。ルメール騎手の勝負強さが光った今年の札幌開催でした」(競馬記者)
「札幌のファンはいつも元気。期間が短いから、楽しみに競馬を待ってくれています。たくさん応援してくれますし、僕にも多くの声援をくれます。僕も札幌が大好きですし、来年また来るのが楽しみです」
圧巻の札幌リーディングを獲得したルメール騎手はこの日、新潟記念(G3)でレイエンダに騎乗するために“余裕”の新潟参戦。年間成績も100勝の区切りが目前だ。
昨日の段階で首位の川田将雅騎手とは8勝差。夏の大爆発で、3年連続となる年間リーディング獲得が現実味を帯びてきた。