JRAオールカマー(G2)福永祐一がレイデオロに不満!? 関係者絶賛馬で三連単勝負決行!
「▲」には迷える素質馬グレイル(牡4歳、栗東・野中賢二厩舎)を指名した。
京都2歳S(G3)を制し、クラシックも狙える存在として期待されたグレイル。だが、皐月賞は6着だったものの、日本ダービーで14着、菊花賞も10着に終わった。そして暮れは、中日新聞杯(G3)で古馬に挑戦するも13着と惨敗を喫していた。
「今年は長期休養を挟んで福島テレビOPで始動。2番人気に支持されるも、6着に終わっています。陣営によれば『長休明けで負荷をかけ切れなかった』とのこと。それに比べて、今回はしっかり乗り込まれ、『馬体に締まりが出てきたし、気配は確実に上向き』と明かしています。
勝鞍はないものの、中山競馬場では朝日セントライト記念(G2)で3着に入るなど善戦しています。スタッフは『あとはメンタル面だけ。一変しても不思議はない』と語っていました」(栗東関係者A)
「△」はスティッフェリオ(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。
G1では壁に跳ね返され続けているが、昨年暮れの福島記念(G3)、今年2月の小倉大賞典(G3)で2連勝を飾った。今回の舞台はG2だが、斤量差を考えれば、怖い存在だ。
「陣営は『鉄砲実績もあるので、休み明けでもOK』と話し、『追う毎に良くなっている。体もきっちり仕上がった』と明かしています。今回は前に行きそうな馬もあまりいないので、『すんなり先行が叶いそうだ。有力馬が後ろで牽制しあえば……』という展開を臨んでいましたよ」(栗東関係者B)
「☆」は伏兵クレッシェンドラヴ(牡5歳、美浦・林徹厩舎)だ。
昨年まで条件戦でくすぶっていたが、今年3月の美浦S(1600万下、現3勝クラス)を勝ってOP入りを果たすと、福島民報杯(L)、七夕賞(G3)でともに2着。ここにきて真価を発揮し始めている。
「今年は前走後に放牧を挟むなど、昨年までとは違い、余裕を持ったスケジュールで夏を過ごしました。『良い状態で臨めそうだ』と陣営も話していましたね。
また『福島よりも直線に坂のある中山の方がコースは合う』と、コース適性に自信をのぞかせていました。格上相手にどんな競馬をするか楽しみですね」(競馬関係者)
今回は1着7番ウインブライト、2着1番ミッキースワローを固定し、3番クレッシェンドラヴ、4番グレイル、9番スティッフェリオに流す3連単3点で勝負。秋の開幕戦の軍資金をゲットしたい。
(文=ブロディN)