JRAウインブライト「謎の凡走」に天皇賞・秋(G1)回避も……松岡正海「普通のオープン馬とはまるっきり逆」夏の過ごし方に疑問?
「直前まで1番人気だったウインブライトですが、オールカマーのパドックが始まってから、急速に人気が落ちて、結局レイデオロと逆転……。票が伸び悩んだのも、馬体や気配を見て仕上がりに不安を覚えたファンが多かったからではないでしょうか」(別の記者)
そう記者が話すのも、ウインブライトは春の香港遠征後、一度放牧に出されたが、7月20日に早々と帰厩。暑い夏を放牧に出さず、あえて美浦の厩舎で調整していたという。
「松岡騎手も『まあ、普通のオープン馬とはまるっきり逆パターンだよね』と笑っていましたし、陣営も馬房にクーラーを取り付けるなど工夫して『信頼してもらっている証拠』と息巻いていたので、異例の調整でも、当初は問題ないと思っていたんですが……。
レース当日の状態を見れば、結果的に“裏目”に出てしまったような印象です。これは立て直しに時間が掛かるかもしれません」(同)
今後は天皇賞・秋(G1)が予定されているウインブライトだが、今回の走りを見る限り、厳しいと述べざるを得ない。記者が話すには「回避も十分にあり得る」とのことだった。
「この馬であとG1を何個勝てるか」と目標に掲げている松岡騎手にとっては、今回はあくまでG2の敗戦なのかもしれない。だが、肝心のG1出走も危ぶまれるほどの大敗劇だった。