JRA「川田将雅VSルメール」頂上決戦! スプリンターズSのダノン&タワー「2強」を徹底比較!
週末に行われるJRA秋のG1シリーズ第一戦、第53回スプリンターズS(G1)で有力馬とされるダノンスマッシュとタワーオブロンドン。
この2頭に騎乗する川田将雅騎手とC.ルメール騎手は、今年のJRA年間騎手リーディングを争っている。川田118勝に対しルメール111勝。その差は7勝で、川田が逃げ切り初のリーディングを獲得するか、それともルメールがまくって2年連続のリーディングを獲得するか、競馬ファンも競馬関係者も大きな注目を集めている。3位の戸崎圭太騎手でさえ90勝と差が大きく、この2名に割って入る騎手は見当たらない。福永祐一も武豊もM.デムーロも、年間リーディングにおいては蚊帳の外といっていいだろう。
つまり、今年のJRA騎手年間リーディングは、川田将雅とクリストフ・ルメールの一騎打ち状態であり、このスプリンターズSはその状況を示すかのようなレースなのである。ここで勝った方が、より騎手としての評価を高め、さらなる勢いに乗れることは言うまでもあるまい。果たしてどちらに軍配が上がるのか、この2名が騎乗するダノンスマッシュとタワーオブロンドンを徹底比較してみた。
■騎手
どちらも今の日本を代表するトップジョッキー。騎手としての技術は文句のつけようもない。とはいえ、やはりコース相性などはある。
※成績は2019年のもの
⇒ 川田将雅
中山芝成績 [5.4.0.6] 勝率33.3%・連対率60.0%
芝1200m成績 [8.7.6.19] 勝率20.0%・連対率37.5%
通算芝1200m重賞勝利数 11勝(全101勝)
⇒ C.ルメール
中山芝成績 [15.6.3.20] 勝率34.1%・連対率47.7%
芝1200m成績 [13.12.7.11] 勝率30.2%・連対率58.1%
通算芝1200m重賞勝利数 3勝(全101勝)
×ダノンスマッシュ
○タワーオブロンドン
芝1200mでの勝率を見れば、川田騎手の20%は物足りない。全レースでの勝率26.7%を下回っており、データ的には得意とは言えないからだ。対してルメールは勝率30.2%で全レースでの勝率24.3%を上回っており好印象といえる。